父の退職

職人だった父が退職した。
60年間、一途に木地を挽いてきた頑固な父
その父に昔のような威厳はなかった。

先日、私達姉弟たちでささやかな「お疲れ様の会」をもうけた。
大好きなお酒もいつもになくほどほどで
普段見る父の姿ではなかった。
我を忘れるくらいお酒を飲み、いつも話の中心にいたのに
「ありがとう」「母ちゃんのおかげや」と謙虚な言葉。
歳をとったなぁ~と目の前の父がすごく小さく感じた。

小さい頃、父はすごくこわかった
愛情表現が下手だったのかもしれない。
本当は子供への愛情はあふれるくらい・・・・
それがわかるのは悲しいかな大人になってからだ。
酔っ払って足取りもおぼつかない父と腕を組み歩く玄関先までの時間
「あ~幸せやなぁ~」とつぶやく父
いとしさがこみ上げてきた

仕事は終わっても人生は終わっていない
まだ75歳になったばかりやん
気弱にならないで、これから本当に人生を楽しんでほしい
大病をして、胃を全摘したけど不死身な父だ
「いつ死んでもええわ」と言いながらも
ちょっとでも身体の具合が悪いと病院へGO(笑)

最近は涙もろくなってすぐに泣くらしい
子供4人、孫10人、
ひ孫の顔を見るまで元気でいてほしい

・・・・・・・・・・・・・・・・・心からそう願っている。

60年間、本当にお疲れ様でしたm(._ _*)m・
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by yumiyumi96 | 2009-12-15 22:51 | 日々の出来事